2019年ツーリングまとめ(前半)春から夏の信州、東北、道南など。

春の東北ドライブ旅行、十和田八甲田ゴールドラインの雪の壁

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2018~2019年の冬は12月から2月まで暖冬少雪でしたが、3月下旬から反動のドカ雪。例年のようにバイクで出掛けられず、代わりにアルトで東北を目指してみることにしました。この2004年式アルトも買い替えが決まっていたので、最後に思う存分走り回っておきたいというのもありましたし。写真は家を出発して女神湖に行く途中。

(ちなみに前年の3月下旬は超少雪暖冬で山形・秋田ツーリングしていました。最近は年によって季節が全然違いますね。)

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北関東はR349で阿武隈山地を縫いながら北上していきます。通しで走ったのは初めてでしたが、大子や矢祭は街中を通るものの、茨木・福島県境辺りは交通量も少なく寂しくて良かったです。道幅は1.5~2車線で、カーブが多く時間は掛かるものの、バイクで走ってまあまあ楽しそうな感じでした。ただそこに行くまでが長過ぎてつまらないかな。

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途中温泉に入ったりしつつ北上。

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仙台からは三陸自動車道で北上。ほぼ対面高速なのが難ですが、建設工事の進行は急ピッチで、宮古までのかなりの区間を高速で走ることが出来ました。

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宮古の道の駅で車中泊

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八幡平ゴールドラインを目指しました。酸ヶ湯まで9km、ということはこの壁が更に高くなりつつ9kmは続くということです。

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この日は4月1日、ゴールドラインの開通日でした。他の山岳道路よりオープンが早い分、雪の壁が延々10km以上続きます。但し路面は氷雪路で、四輪スタッドレスタイヤが必須でした。バイクではちょっと無理ですね。

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高さはもちろん、10km以上続く壁の長さが凄かったです。

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八甲田山ロープウェイで登ってスキーで降りましたが、圧雪されたゲレンデではなく、自然の山の斜面を適当に降りていくだけのスキー場となっていて、自分の腕では全く滑れませんでした。100回位転んで泣きそうにw。麓に着いた時は、足が折れないで良かったと心底ホッとしました。腕に自信のあるスキーヤー・ボーダーは是非。

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弘前観光しました。

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弘前城は石垣補修の為に天守閣が移動中でした。

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復元模型を見ると、天守閣は小さく、城内の大部分は実務用の建物だったというのが分かります。現存天守ではありますが、江戸時代後期に建てられたため、もう戦の時代では無くなっていたのですね。

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翌日は雪道を走って峠を越えて・・・

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明治から昭和中期に掛け、日本最大クラスの鉱山町として栄えた小坂を訪ねてみました。f:id:lodgemotive:20200102165955j:plain

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周囲の街が江戸時代に発展した武家町・宿場町なのに対し、小坂はいかにも明治時代に発展した近代の街という感じで、その対比が面白かったです。あと、歴史が違いすぎて周辺の市町村との合併は無理そうだなと。

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小坂レールパーク。ブルートレインがDD13に牽かれて入線してきました。これを動かしているというのが凄い。夏季はブルトレに宿泊することが出来ます。

4月中旬、桃源郷の山梨へ

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4月9日、まだ雪景色の信州を抜け出して、1ヶ月早く春を迎える山梨を訪ねてみました。みやさか道を走っていきます。

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まさに桃源郷ですね。残雪の南アルプスとのコントラストが綺麗でした。

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花鳥山展望台から。リニアも疾走していました。

桜の安曇野へ!

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4月と言えば桜と残雪とわさび田の安曇野の風景が見たいな、ということで早春賦の碑を訪ねてみました。

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大王わさび農場の西側に広がるわさび田です。

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常念岳が素敵です。

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穂高川沿いの土手。こんな素敵な場所で、かつ早春賦の碑は有名観光スポットなのに、人が少ないのが不思議です。

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でも、そのうち人が沢山押し寄せるようになって、この土手もバイクで走れなくなりそうな気がします。

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帰りは御宝田遊水池を訪ねました。白鳥が3月にシベリアに向けて飛び立った後ということで、誰一人居ませんでした。うーん、4月だって、いい場所なんですけど。

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長峰山に寄り道しました。例年4月1日位から通行可能になります。ビーナスラインが冬期通行止の時は、こちらから北アを眺めるといいと思います。丁度お昼時で、お弁当を広げている家族が一杯いらっしゃいました。

5月上旬、GW明けの妙高笠ヶ峰へ

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本州最奥地の一つの妙高笹ヶ峰ですが、意外にも例年ゴールデンウィーク前半に道路が開通します。GW終了直後に訪ねてみることにしました。

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誰も居ない静かな雪原が広がっていました。

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不思議な空間です。

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乙見湖の向こうに焼岳。噴煙はほぼ収まっている模様。

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黒姫高原まで降りてきました。麓は新緑と花ですっかり春の雰囲気でした。

信州アルプス残雪風

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翌5月8日も五月晴れの予報だったので、戸隠-鬼無里間にある大望峠を訪ねてみました。

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大望峠から望む爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳五竜岳です。

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鬼無里から小川村に移動。

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小川アルプスラインのアルプス展望広場から。

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5月は里山の新緑と北アの残雪のコントラストがホント最高だと思います。

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白馬三山です。やはり北アでも北側に行くほど残雪が多く、春の訪れは遅め。

そういった違いを観察するのも楽しいです。

6月上旬、残雪の野々海池へ!

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6月の残雪と言えば野々海池でしょう。数年ぶり久々に訪ねてみることにしました。飯山からみゆきのラインで栄村方面へと走っていきます。いい道です。

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まだ冬期通行止のR403の開通部分を少し走ってみたり。

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北信も春ですねー。

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西大滝ダムに寄り道。

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狭いですが堤体上を通れます。

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雰囲気が良いダムです。

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野々海池までの道は1.4車線位のまあまあ走りやすい舗装路。一応看板は出ていますが自己責任で。

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野々海池にやってきました。期待通りの残雪と、ブナ林の新緑です。

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野々海峠までの道はまだ雪に埋もれていました。

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6月8日でこれは凄いですね。

6月中旬、新緑の栗駒と八幡平へ。

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梅雨シーズンに入って関東甲信は雨予報でしたが、北東北まで北上すると晴れそうだったので、2日程お休みを頂いて、宮城・秋田・岩手県境の巨大山塊、栗駒山を訪ねてみました。

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丁度栗駒が梅雨前線の雲の境でした。ブナ林の新緑が素晴らしかったです。

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横手から田沢まではみずほの里ロードを初めて通ってみました。山沿いを行く田舎道で、快適に走れて、曲がるべき交差点には看板完備。想像より良い道でした。栗駒エリアと田沢湖エリアを繋ぐ移動ルートとして良いと思います。

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土日と夏季はほぼ通行止(シャトルバス運行)の秋田駒ヶ岳登山道路ですが、6月平日は一般車通行可です。終点の登山口まで走ってみました。道路は1.2車線極狭路かつ凸凹路で、ほぼシャトルバス路線と化しているのも納得の酷さ。

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駐車場からの景色も良いのですが、もう少し上に登りたいところ。絶景を見たいなら、登山しないといけないなというのが感想でした。

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相変わらず山奥感が最高の国道341号線で八幡平を目指しました。

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八幡平アスピーテラインで森林限界を突破。

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八幡平樹海ラインも走りました。最高ですね!

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翌日は花巻で宮沢賢治観光をした後、胆沢ダムから栗駒焼石ほっとラインで栗駒山に戻りました。

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いわかがみ平から。f:id:lodgemotive:20200102221218j:plain

荒砥沢ダムから深山牧場へと走っていきます。ワインディング独り占めです。さすが栗駒

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細倉マインパークに寄り道してみました。

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鉱山跡にしては460円と安い割に見応えがあって良かったです。

6月末の道南ツーリング

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6月の最終週は予めロッジモーティブの休館日に設定しておいたのと、台風が関東に接近したこともあり、5日程道南ツーリングしてきました。台風+梅雨前線の影響は北海道にも及び、天候は悪かったのですが、日程決め打ちで行くと仕方ないですね。

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小樽港で下船して、祝津半島を探索していたら、面白そうな宴のあとを見つけました。地元の方がスタスタと歩いていったので、後を付いて行って見ることにしました。

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危険なので遊歩道としては立入禁止なのですが、参道としては案内があり、まだ使われている模様。私も参拝客として歩いていきます。

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参拝しました。

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この場所は当代一を誇った夢の里、オタモイ遊園地跡でした。こんな場所にリゾートがあったのですね。ちょっと不思議な体験でした。

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その後は積丹半島を周回、神威岬を歩きました。前回・前々回と途中で崩落通行止だったので、今回初めて先端まで行くことが出来ました。地形が面白い場所です。

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道南の西側沿岸を南下していきます。

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途中で内陸に入って、北杜市のきじびき高原へ。北海道には珍しいほどのタイトコーナーが続く快走ワインディングで良かったです。

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が、天候はイマイチ。快晴なら北海道駒ヶ岳が望めるハズですが。それはまた次の機会に。

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2日目は曇り/雨予報だったのでバイクは諦め、路面電車の1日券を入手して函館観光することにしました。

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駒場車庫前。新旧いろいろな路面電車の出入りが見れてよかったです。

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函館の良いところは、路面電車で主要観光地を巡れるということ。1日券を買えば観光マップをくれますし、それだけで観光出来ます。観光客にとって凄い便利な街です。

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観光客にとって函館が絶大な人気を誇る理由が良く分かりました。街を歩いていると至るところに観光案内地図があって、そんな点も観光客に親切な印象を受けました。元々のポテンシャルがあるからこそ、手厚い観光行政が効果を発揮していると思います。

(但し青函連絡船については青森の方が遥かに良いです。)

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道内3日目は江差松前→函館と、北海道で走り残した海岸線を行きました。

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江差のかもめ島が面白かったです。

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夜行フェリーで函館から青森に渡りました。

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荒川高原です。

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帰りは岩手県内の大規模林道、八戸川内大規模、川井住田大規模林道を探索しました。

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北上山地の山上の様子を観察して帰路につきました。

後半に続きます。