2022まとめ5 九州多良岳・西彼杵・天草と晩秋の北信
11月中旬、全国旅行支援利用で名門大洋フェリー大阪→新門司が250ccバイク込み1人5640円の3000円クーポン券付きと格安だったので、今後一生こんな機会は無いだろうと九州ツーリングに行くことにしました。実質2640円って、どんだけ安いんだ。
ツーリスト2段ですが壁際を取ったので実質半個室で快適に過ごせました。
新門司で下船した後、県道64~28号と走って平尾台を訪問しました。(何時も1便=夜到着なので)今回初訪だったのですが景色良く走って爽快でした。
ツーリング視点で3大カルストを比較すると四国カルスト>>>>>>平尾台>秋吉台といった感じだと思います(個人の印象です)。
四国カルストは1日で足りない位の大ボリューム。平尾台は山の上にあり景色の撮影しつつ所要1時間くらい。秋吉台は丘陵地でバイクで走るだけなら10分位で終わってしまうので大規模な鍾乳洞を歩くのがメインとなる印象。
上陸1日目午後は今迄素通りしていた多良岳を周回してみることにしました。
多良岳オレンジ海道の北側はバイパスとして機能していて交通量多めでしたが、南側は交通量も減って良かったです。なにより11月なのに緑の景色が気持ちよかったです。
大村湾グリーンロードへ繋いで走りました。
西海橋キャンプ場で一泊しました。広々として設備も手作り感がありつつ清掃が行き届いていて良かったです。そういう感じのキャンプ場です。
上陸2日目はキャンプ場からバイクで3分程の針生の無線塔を訪ねてみました。
今迄高い塔を遠くから眺めるだけだったので、今回はちゃんと見学してみることにしました。中に入れたのにはビックリ。ラピュタ感があります。常緑樹が生い茂り海も見えて塔の周りの景色も良いです。
無線室は廃墟と化しているのですが、実はヘルメット貸出があって無料で探検出来ます。公式に見学できる珍しい廃墟となっています。日本初かも。(照明等崩落落下が無いとは言い切れないので注意して自己責任で)
西海橋。南国っぽくて良いです。
西彼杵半島の山間部は実は快走出来る道が多いです。海沿いと違って交通量も僅か。
国道207の大村湾沿いを走りましたが、広狭混在で交通量少なく、素朴で良かったです。
西彼杵半島、島原と走り、フェリーで天草へと渡りました。
上陸2泊目は港近くの若宮公園キャンプ場に投宿。
天草の龍ヶ岳展望台。展望良いですが道が狭め。
天草上島中央広域農道オレンジライン。交通量少なめですが、海沿いに自動車道が伸びてきているので、今後は更に閑散とした道になると思います。山岳快走路です。
オレンジラインの途中からアクセス出来る老獄(展望台)が良かったです。ほぼ山頂直下までバイクで行けますし、道も最後の100mが狭い以外は走りやすくなっています。
上陸3日目は阿蘇エリアの南側、霊台橋の近く、美里の森ガーデンプレイスキャンプ場にテントを張りました。1100円。駐車場からフリーサイトまで100m程歩かなければいけないのが少し面倒いかも。里山きれい。農村の奥にあって、割りと安心出来るキャンプ場だと思います。阿蘇周辺のキャンプ場は昨今のブームとコロナのせいか混雑し要予約になってきているので、こちらを使いました。ちなみにこの日は私一人でした。
最終日は阿蘇の西側を通り久住飯田南部開発広域農道~R210~由布院~県50~安心院と走りました。
11月は平年値に比べてかなり暖かかったので、2022ファイナルツーリングとして北信を訪ねてみました。北大町駅付近から北アルプス蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳。
最後は日本海に出て糸魚川の橋立上路線を走ってみました。ここ数年通行止が多かったので久々の訪問です。
とこんな感じで、2022年はあまり長いツーリングが出来なかったのが残念でしたが、5月に半開通の関田峠や津南町の残雪と新緑のコラボレーションスポットを開拓出来たのは成果でした。また初訪問の宮田高原が予想以上に良かったのも新しい発見でした。宮田高原は快晴の日を狙って再訪問したいと思います。
2023年は阿武隈山地と北上山地を繋いで東北を北上して行くツーリングをしたいなと思っています。また2024年に紙版最後の信州ターゲット同人誌を発行したいと思っているので、信州の更なる掘り起こしもやりたいと思います。
果たして上手く行くでしょうか?来年もまとめを見に来て頂ければ幸いです。
2022まとめ4 岩手、ビーナスライン、南信の宮田高原
梅雨時に北東北を2泊3日で回ってきました。
関東甲信が6月早々に梅雨入りしたので、例によってまだ梅雨前線が掛かっていない東北を目指してみることにしました。時間差攻撃ですね。
雨の東北道をひた走り・・・。
1日目の夕方、北上市総合運動公園キャンプ場に到着しました。インターから7分程度、ファミマまで徒歩3分、県立高校隣り、街外れで寂しくないけど、自然豊かな好立地。
今年は熊の出没が多くて怖かったのですが、生徒がランニングしていたりグラウンドからファイトーの掛け声が聞こえてきたりして、これなら熊は来ないなと安心出来ました。予約不要。東北ツーの中継基地として価値が高いキャンプ場だと思います。
2日目は梅雨前線を抜け出して快晴!東北道を北上し、安代JCT(八戸道の分岐)まで来ました。
この辺りまで来ると車も疎らで、山の緑も美しく、空も青くて、カーブとアップダウンが多く、高速道路と言えど変化があって楽しいです。
一戸ICを出て県道24から折爪ひめほたるラインに入り、二戸の折爪岳に登っていきます。折爪ひめほたるラインは近年整備され、二戸側(西側)から登る道は1.5~1.7車線の走りやすい道でお勧め。九戸(東側)から登る道の方は1.4車線位と狭めです。二戸側ピストンの方が快適だと思います。冬季は長期間通行止になります。
駐車場に到着!山頂までバイクで登れるのがいいですね。
展望台からは360度の大パノラマが広がります。
岩手山、岩木山、八甲田、そして太平洋を望むことが出来ました。バイクで行ける北東北の展望台としてはトップクラスだと思います。
オレンジのラインが2日目のルートです(絶景と快走路7東北の掲載地図に着色)。今回はNEXCOの東北3日間フリーパス利用なので、二戸まで遠慮なく高速を使いました。
最近発掘に成功した「ふるさと林道九戸高原ふるさと線」です。当時知らなかったのでスミマセン絶景と快走路6には載せていません(7東北には載せています)。
ツーリングマップルには影も形も無い道ですが実は2車線快走路。出会った車は3台ほどで快走出来ました。
その後は県道29号線や7号線、八戸川内大規模林道等を走り回りました。県道7号線は長らく広狭混在でしたが、数年前に改良完了し全線2車線で快走出来ます。北上山地は発掘するといい道がある面白いエリアだと思います。やっぱり人口の薄さが効いていると思います。
2日目夜は八幡平の妻の神キャンプ場に投宿しました。近年人気のようで平日なのに10組ほどキャンパーがいました。岩手山も見えて(オフシーズンなら)良いキャンプ場だと思います。
キャンプ場からアスピーテラインまではバイクで5分ほど。3日目は八幡平アスピーテラインを走りました。雲海の上に亜高山帯植生が広がり、パノラミックで高所感ある風景を楽しめます。
八幡平樹海ラインへ。こちらも日本最高峰クラスの絶景山岳ワインディングロード。やっぱり北東北は森林限界突破出来るのが良いですね!しかも長い!走りごたえタップリ。
樹海ラインの道沿いにある籐七温泉に入浴。濃厚な白濁硫黄泉というだけでなく、泥の底からブクブク大量の泡が湧いて、泡に包まれる凄い温泉です。これで650円は安すぎ。
樹海ラインを降りてきて岩手山パノラマラインを走ります。つまごいパノラマラインに似ています。
岩手の事が知りたくなって岩手県立博物館等を見学。見応えあり良かったです。見学後は東北道をひた走って帰宅しました。
女の神展望台。
霧ヶ峰の富士見台駐車場。
蛍光緑に包まれるビーナスライン。
7月に入り霧ヶ峰が鮮烈な緑色に変化し、ニッコウキスゲも咲き初めました。
美ヶ原で雲に接近。
秋になって宮田高原を訪ねてみました。
展望台までは遊歩道をゆっくり15分弱。以外なほど高原風景が良く楽しい遊歩道で良かったです。景色が良いので道程の長さが気にならないパターン。
展望台到着!初めてでしたが想像以上の絶景地でした。
南アルプスの奥部まで見渡せます。これは快晴の日に再訪したいですね。
道がもう少し広かったら・・・惜しい。なお狭路と歩行で所要時間掛かるので半日費やす位のつもりで訪れた方がいいと思います。ついでで訪れるのは厳しい。
麓に降りてきてすぐ近くにある駒ヶ根の光前寺を訪ねてみました。巨木とコケが素晴らしい古刹です。
早太郎伝説でも有名です。ゆるキャンの舞台にもなったのでライダーの訪問者も多い模様。信州では最高レベルに雰囲気良いお寺なのでお勧めです。
帰りは高遠・長谷から県道211で柴平峠を目指すことにしました。十数年前に通った時はダートだったけど舗装されたような記憶があったのですが・・・。
途中、なんか凄くいい場所を発見して河原に降りてみました。誰も居ないし不思議な空間でした。(砂防ダムに土砂が溜まって形成された場所だと思います)
県211の北側は舗装されていませんでしたトホホ。
延々ダートを走り入笠山牧場経由で帰宅しました。夕焼けがきれいでした。
R299日向木場展望台からアルプスを観察。
次第に秋が深まって行きます。
道の駅蓼科湖裏の園地の紅葉が綺麗でした。
11月2日。北ア穂高連峰が冠雪したので県道諏訪茅野線の途中にある伊藤長七先生公園を訪ねてみました。今のところ、ココを訪れる人はほとんど無く独り占め。
さて、11月のオフシーズンツーリングはどこに行こうかな・・・。
まとめ5に続く。
2022まとめ3 残雪と新緑の津南町展望台、山本山、笹ヶ峰、関田峠
2022年冬の新潟県津南町は記録的な大雪となりました。ということは5月になっても残雪が凄いはず。ゴールデンウイーク明けの休日に訪れてみることにしました。
空の展望台は途中から残雪に阻まれ、まだ通行止めでした。
川の展望台までは通行可能でした。昔はここから駅までリフトが掛かっていたそう。
津南から信濃川下流へと進み、昨年良かった小千谷の山本山高原を訪ねました。
会津駒ヶ岳や守門岳が菜の花畑の向こうにそびえて綺麗でした。
山本山の麓には信濃川発電所がありJR東日本の通勤ラッシュを支えています。
く
県道59、県道326と走ったら良かったです。
再び津南に戻ってグリーンピア津南ゲレンデの中を上っていきます。
実はスキー場の上に高原野菜畑があります。GW後にこれだけ雪があるとはビックリです。
ゲレンデに戻って谷の展望台へ。雪上に足跡は無く今シーズン一番乗り!
5月24日、更なる残雪と新緑のコラボを求めて妙高の笹ヶ峰を訪ねてみました。
乙見湖から望む妙高連山。奥地ですねー。
県道95号線の長野県側が開通したというニュースを見て、しめた!とばかり訪ねてみました。想像以上の雪量。新潟県側は冬季通行止めというのがミソ。それだけ雪量が多く、かつ訪問者が僅かになります。
美しいブナ林を独り占め。散策中は誰にも会いませんでした。
池はまだ雪に覆われていました。5月下旬なのにビックリです。関田山脈の雪量恐るべし。千メートルクラスでは世界一の雪量だと思います。
栄村秋山郷、志賀高原経由で帰宅しました。渋峠より関田峠の方が積雪が多かったです。
2022年まとめ2 南信と北信の桜
南信は早く春が来ます。桜と雪山のコラボレーションを探しに行きました。
道の駅飯島近く、飯島保育園の桜と中央アルプス。
そして中川村の大草城址公園へ。中央アルプスと桜のコラボレーションの穴場だと思います。
同じく伊那谷南端の極楽坂パノラマパーク。アクセス路は1.4車線狭路ですが、こちらの方が走りやすく、また標高が高いのでパノラマ感がありお勧めです。
塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳など、奥にあって見にくい南ア中枢部を観察。
翌週は安曇野へ。御宝殿遊水池近くの犀川に掛かる橋から常念岳。
池田パノラマロード。
大町市民の森から北アルプスと桜を見ることが出来ました。良い場所を発見しました。
小谷村の望郷の里まで登ってみました。極狭路なので大型バイクは厳しいかも。
斑尾高原の方に回ってみました。信州も北部山岳地帯はまだ冬でした。
2022年まとめ1 冬の信州と3月末の阿武隈
ここ数年少雪傾向でしたが2022年の冬はかってないほどの大雪となりました。
3月末になっても雪が多く信州では自由に走れなかったので、標高の低い阿武隈高地を目指してみることにしました。
阿武隈高地は昨年11月に探索しましたが更に探索を進め
、広域農道やふるさと農道を快適に走ることが出来ました。
移が岳広域農道(仮称)。
石川広域農道。阿武隈高地のベストロードだと思います。
林道花塚線。
今回の一番の成果は副霊山隧道を利用した東北行き新ルートの発掘に成功したことです。4号線国見、345号線伊達市、6号線相馬市内は交通量が多く通りたくないエリアですが、副霊山隧道を利用することで交通量僅かな田舎道を快適に走ることが出来ます。
阿武隈カルスト。
2021まとめ3 秋から冬にかけて(南信県道1号、阿武隈、越後)CBR250R→ジクサー250
南信・長野県道1号線ツーリング
夏から秋は南信を重点的に調査しました。
県道1号線は温田の狭い生活道路を通り抜ける箇所がイマイチだったのですが、2017年に温田トンネルと南宮トンネルが開通して南宮大橋と接続し、走りやすくなりました。
その他も改良が進み、飯田市~泰阜村~天龍村平岡まではほぼ快走路化しました。県244と組み合わせるのが走りやすくてお勧めです。
県道1号線の北半分はなかなか良いツーリングルートです。泰阜村役場付近に一箇所狭路残りますが、実は役場前を通る2車線村道で迂回可能です。迂回路の看板を置くか、2車線の村道の方を県道指定してほしいところです。
県道1号線の南半分となる天龍村~佐久間ダムは延々と狭路が続きます。通った人に聞くとことごとく、もう通りたくないwと言うのですが、通行止が多く私はまだ未経験。この日も通行止でした。
阿南町の塔の観音展望台に寄り道。150m程歩きますが、景色は良かったです。
太陽が左に移動していきます。
槍ヶ岳も冠雪。10月後半から寒気が入りやすくなり冬が早めにやって来てしまいました。
雲海に浮かぶ御嶽山。
秋も深まった日に県道1号線南半分を訪ねてみました。
佐久間ダム脇のトンネル。ダム工事機材を搬入するためか天井が高いです。
静岡県から愛知県へ。県道1号は三県を股に掛けて走ります。
トンネル区間は面白かったです。ただ凄く酷い道というわけではないのですが、あまりにも狭路が長すぎてお腹いっぱい。ここを走るのは一回で十分だと思いました。酷道険道マニアの方のみお勧めしておきます。
王滝村の紅葉
秋の御岳湖から眺める紅葉と御嶽山が綺麗でした。
御岳スカイライン途中から木曽駒を展望。
王滝村の紅葉は綺麗で大規模なのに、あまり人が来ません。ちょっと勿体ないです。
小淵沢の富士見台から。今年は富士山の冠雪も早めでした。
阿武隈山地ツーリング
11月半ば、宿をクローズしてから阿武隈山地ツーリングをしてみました。最初に目指したのは霊山。登山口の駐車場からも岩山が良く見えます。
宝寿台に登ってみることにしました。はしごがスリル満点!
凄い展望。
下山して林道霊山線を走りました。短いですがアップダウンとカーブで綴るジェットコースターロード。楽しい道です。
途中の展望所から吾妻小富士や蔵王を眺めることができます。登山すると楽しいですけど、登山しなくても楽しめる場所です。
国道399で南下し飯舘村へ。
森林基幹林道花塚線が良かったです。
2車線の展望の良い快走路。出会った車は3台程と交通量僅か。あまり知られていない道だと思います。MAPPLEでは白い細線かつ不完全に描画されています。
次に移が岳広域農道(仮称・正式名称不明)を走りましたが、こちらも快走路でした。
阿武隈ツーの最後は石川広域農道を走りました(地図参照)。以前アルトで走って意外なほど良かったので今回主目的にしたのですが、凄く良かったです。
関東周辺でこれだけ長距離の、何もない、空いている道はそうそう無いと思います。但し何もないから良い系の道なので、何かを期待する人には不向きでしょう。
13万km位からオイル消費が激しくなってきたので、出発前にHより多めに入れておいたのですが、2日走って帰宅したらLより油面が下がっていました。エンジンもそろそろお疲れのようです。エンジン以外にもトラブルを抱えて応急処置だらけ。これ以上治すより買い替えたほうが経済的と判断し、ジクサー250に買い換えることにしました。今年余り遠出しなかったのはトラブルを抱えて長距離が不安だったというのもありますし。
阿武隈山地ツーリングのルート図です。石川広域農道が良かったです。
2021年時点の帰宅困難区域の交通規制図。特別通過交通ルートは許可証が無くても通行可能なルートとなります。自動二輪と原付きで走れる区間は僅か。常磐道と国道6号線は自動二輪、原付き通行可です。
MC41ファイナルツーリング
MC41ファイナルツーリングということで、ダート路があって敬遠していた辰野市の大城山に登ってみました。開放感があって良かったです。ただオンロードバイクはやめたほうが良さそう。
さらにダート路を北上。
やはりダートだからと避けていた日本中心の展望台へ。
360度の大パノラマで思った以上に展望の良い展望台でしたが、1.7kmほどのダートがあり、運転中はひたすら下を見て尖った石を避ける作業が続きました。舗装すれば人気展望台になると思うのですが惜しい。
このルートはオフ車推奨します。まだバイクだから尖った石を避けつつ走れたのですが、乗用車では高確率でサイドカット・パンクすると思います。
CBR250Rは13万2千kmでお別れとなりました。ありがとうございました。
ジクサー250(2021年式)受領初日ツーリング
ジクサー250がやってきました。まずは慣らしで甲斐駒ヶ岳広域農道を往復。自転車みたいな軽い乗り味にびっくり。あまりに軽くパタンと寝るので最初は戸惑いましたが、500km程山道を走り回ったら慣れて丁度良くなりました。人間、慣れるものです。
エンジンはウオータージャケットの代わりにオイルジャケットを巡らせた新型油冷です。アイドリングから粘りつつトルクフルで、高回転まで軽やかに回ります。全回転域でレスポンスが良く、パワーバンドをキープすると相当元気に走る事ができました。予想を上回るいいエンジンに大満足。スズキ凄い。もう一生これでいいと思いました。
写真の通りエンジン小さい!この超コンパクトさが重心の低さと独特の軽快感を生み出しているようです。ただヒラヒラ感が非常に強いので(VTR250と比べても数段ヒラヒラ感が強い)、落ち着きのある乗り味が好みの人には全く合わないと思います。自分は小さくて軽快なマシンが好きなので大満足です。
定価45万円は現行250クラス最安値です。軽い・速い・安いマシンが欲しい方にお勧めです。
なお高速道路も走ってみましたが、120km/h巡航程度なら安定性もパワーも余裕がありました。開発者インタビューによるとヨーロッパで走り込んでセッティングしたそうなので、意外に高速セッティングとなっている気がします。お金と時間があって天候さえ良ければ、信州から青森や阿蘇へ1日で気軽に行ける実力のあるバイクに仕上がっています。バイクよりお金と時間の方が問題ですね。
出来れば大切に20年位乗って、純ガソリン車が希少になった頃に売って老後の資金の足しにしたいwと思っています。甘すぎるでしょうか?
ジクサー250は出荷時にハンドルを握った時に小指側が高くなる角度でセットされているようです。オフ車みたいに暴れるハンドルを抑え込むとか、モタード乗りをするならいいのですが、オンロードのロンツーでは余計な力が入りやすいし疲れるので、ハンドルを回転させて小指側を少し下げた方がいいかと思います。六角ボルトを緩めハンドル角度を変えて締めるだけです。
500km程走ってオイルとオイルフィルターを交換したら、ビックリするほど汚れていました。インド製なのでパーツの工作精度とかは微妙そうですし、これからオーナーになる人は初回と2回目は早め交換した方が良さそうです。
慣らしツーリング2回目は、南信は下條村の極楽峠パノラマパークを目指しました。素晴らしい大パノラマ。
南アルプスの主要峰を一望出来るのが良いです。ただ見える山のほとんどが遠方なので、視程距離が長い快晴の日を狙って行く必要がある展望台だと思います。
極楽峠パノラマパークまでの道は1.4車線狭路。見通しが悪くカーブミラーが少ないので走りやすいとは言い難いです。なお南側の阿南町側に降りる道は十年前に走った時は苔の生えた極狭路でした。下條村側からの往復がお勧めです。
デジタル一眼レフカメラの収納とツーリングマップル(ツーリング中は紙地図しか使ってない)の収納にタンクバックは必要不可欠です。ジクサー250は樹脂カバーで磁石が付かないため、新古品で安く入手出来たGIVIのタンクロックを付けました。ジクサー250には丁度いいフィット感。給油口への取付で位置が全くずらせないため車種によってはライディングの邪魔になるか、取付不可の可能性がありそうです。
新潟ツーリング&ドライブ
ジクサー250の慣らしツーリング3回目ですが、マイペースで走れて距離を稼げそうということで、またまた小岩トンネルを通って日本海を目指しました。
国道402号線越後七浦シーサイドラインで海沿いを走ります。ずっと海沿いを走る景色の良い道で、平日はがら空きなのですが、日曜日のこの日は観光車・バイクが多く、カニの店が並ぶ寺泊市街地は人で溢れ、道路も渋滞していました。カニが食べたい方は是非。私は渋滞を見た瞬間に逃げたくなるタイプなのでスルーしました。
角田山灯台の遊歩道を初めて歩いたら、凄く面白い道でした。寺泊商店街は大混雑だったのに、ここには誰も居ない不思議。
駐車場からこのトンネルを通るだけで海蝕洞に出ます。3分ほど歩くだけでも十分面白くお手軽です。灯台まで登ると一周20分ほどになります。
新潟ドライブ
アルトで安曇野~白馬~糸魚川と走り夜の日本海側を北上、道の駅出雲崎で車中泊し夜明けを迎えました。
夕凪の橋海上遊歩道。
再び角田岬灯台を散策。
鉄道の街、新津を訪ねてみました。
規模は中くらいですが、鉄道資料館がなかなか良かったです。鉄道の歴史は地域の発展と密接に結びついているので、興味深い展示となることが多いように思います。
新潟県小千谷市の山本山を訪れてみました。ダート路を苦労して登ったのですが、山頂に着いてみると反対側から2車線の綺麗な舗装路で登れる事が分かってガックリ。行きやすい展望台です。
360度の大パノラマ。こんなに良い展望台があったとは!春になったらまた来てみたいと思いました。
ジクサー一ヶ月点検と池のくるみ、県道424諏訪茅野線、伊藤長七先生公園
県道424号線を走っていて、木を切ったら展望良さそうだなと思いつつ、ふと見たら階段があったので登ってみました。
木が切ってありました。ビックリ。30秒ほど歩いて登るとこの景色。近所にこんな絶景スポットがあったとは!まだまだ発見がありますね。来年も新たな発見が出来ますように!
そして雪の季節へ。ジクサー250は半月で1100km程走って冬眠となりました。4月になったら雪の中から掘り起こして、ツーリングに行きたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
2021まとめ2 春から夏の信州と日本海
県道401号線・七二会地区。北アと桜のコラボ
4月15日。桜の季節が良さそう思った県道401号線七二会地区を再訪してみました。予想以上の素晴らしい景色。
春日山公園から北アを展望。
すぐ近くにある岩草分校跡。綺麗に保存されイベント等が開催されているようです。
のどかな景色が続きます。
日向木場展望台からアルプスを展望
5月6日。スーパーに行くついでにR299の日向木場展望台を散策してみました。
八ヶ岳、南ア、中央ア、御岳、乗鞍、北アの五竜岳まで視界が広がります。雪山風景はやっぱりいいです。
野々海池の残雪の中へ
5月25日、近年恒例となった野々海池の残雪観察ツーリングに出掛けました。
除雪したて。ブナ林の新緑と残雪のコントラストが素晴らしかったです。
長野・新潟県境となる深坂峠に到着。新潟側の道路はまだ雪の下でした。
標高1090m、5月下旬のブナの新緑の時期にこの雪量とは!毎度ながら驚きです。冬の積雪は10m越えてそう。標高千メートルクラスのエリアとしては日本一の積雪量だと思います。
栄村を南下。対岸に鳥甲山。
秋山林道で奥志賀へ。
志賀草津道路を経由して帰宅しました。
初夏のビーナスライン・霧ヶ峰
6月9日。女の神展望台から八ヶ岳。次第に緑が濃く。
5月中は茶色かった草原も緑が綺麗に。
レンゲツツジが咲き始めていました。
野々海峠を越えて新潟の夏の日本海へ
6月26日、再び野々海高原へ。
深坂峠も夏になっていました。新潟側は通行止だったのでUターン。
野々海峠で新潟県側に降りることにしました。
6月下旬なのにまだ残雪が少しあります。
野々海峠は路面が凄いことに。
これで2車線なら長野県と新潟県を結ぶ人気観光スカイラインになったことでしょう。惜しい。
菖蒲高原に降りてきました。
国道405号線で峠越え。津南~松之山は極狭路、松之山~浦田は狭路ですが、浦田~菖蒲は改良された1.5~2車線で快走出来ました。
大規模な棚田の跡が延々続きます。昔は集落もあったと思いますが、自然に還りつつあるようでした。日本で最も積雪の多いエリアでしょうから。
3月の雪中ツーリングと同じく松代に出て県12経由で県275へ。
R353です。山奥感がいいです。
またまた小岩トンネルで柏崎へ。
米山が見えてきました。あの向こうに日本海。
柏崎広域農道が全線開通していました。ほぼ2車線ですが、一番新しい区間は1.5車線というありがちなパターンとなっていました。
日本海に到着。
笠島駅前にバイクを停めて、海岸を散策してみることにしました。海岸沿いの遊歩道は柵が崩壊して通行止。
現信越本線トンネルの横に旧トンネルがありました。
開通年次はハッキリしませんが、恐らく明治29年頃。レンガ積みということは、まだコンクリート技術が一般的でない明治初期~中期に造られたトンネルだと思われます。通行止でした。
トンネルの反対側へ。
海岸と牛ヶ首層内褶曲露頭。昔は海水浴と観光客で賑わっていたと思われます。ちょっと勿体ないですね。
青海川駅です。
また来てしまいました。
例の橋はまだ掛かっていました。さすがにこの上を歩く気はしないので。
崖を降りていきます。最初に来た時はまだH形鋼の橋桁があったのですが、今や朽ち果てて鉄筋コンクリートのみに。鋼製桁橋が自然に鉄筋コンクリート橋に変化した日本唯一の事例?だと思います。
一番下の土台は洗われて消失していました。これで落橋しないとは。
夏の日本海は良いですよね。きれいで旅情があります。
西群馬開閉所
中之条広域農道で西群馬開閉所を訪ねました。知名度は低いですが、山の上まで続く高圧線鉄塔群は圧巻です。
夏の蓼科
7月半ば、ニッコウキスゲが開花しましたが、今年は久々の外れ年だった模様。静かな夏となりました。
近所の杜鵑峡を散策してみました。ここは吊橋の辺りの景色が良いので、そこでUターンするのがいいと思います。徒歩10分位です。
ふと気が向いたのでスズラン峠と女神湖の中間地点位にある箕輪平遊歩道を歩いてみました。ロッジからバイクで10分ほどの近所にこんな良い遊歩道があるとは知りませんでした。近所でもまだ知らない所が一杯ありますね。
夏の北信ツーリング・高社~奥志賀~秋山郷
8月。第5波がピークに達し、宿は実質休業状態となって時間が出来たのですが、県境越えははばかられたので北信を散策してみることにしました。
上田市、千曲川ほとりの半過岩鼻。あまり有名でなく何時来ても誰も居ないけど、凄い迫力。
たかやしろ見晴らし街道。
木島平スキー場の中を突っ切って高社山を周回。
夏のスキー場の中を走る道って、いいですよね。
清水平林道でかやの平を目指します。狭路ですが路面状態が良く走りやすい道です。
かやの平に到着。
ブナ林が綺麗です。
少し遊歩道を歩いてみましたが心が洗われるよう。
秋山林道で秋山郷へ。1.4車線狭路ですが割と走りやすく、人里離れた感が素敵な道です。
ほとんど交通量の無い五宝木トンネル。中に入るとホッとしますね。
トンネルの上には鳥甲牧場跡地。畑に変わっていました。
国道とは谷を挟んで反対側を走る栄村村道。日本離れした風景が続きます。
諏訪湖の花火を高ボッチから
諏訪湖の花火大会は一生縁がないと思っていましたが(今年は当然中止)、宿の営業を一時停止したので毎日10分程打ち上げているミニ花火大会を高ボッチから眺めてみることにしました。肉眼で見ると小さい。花火大会のことを知らなければ気づけない大きさでした。
に続きます。